ろっくんろーるのあついひ

今日はおじいちゃんのおはかまいりにいきました。

とてもあつかったので、お花もかれないかちょっぴり心ぱいです。

そのあと、家に帰ってぼくはレコードをききました。

ロックンロールのレコードです。すごかったです。お母さんからいっしょに出かけようかと言われましたが、ぼくはレコードをききました。

あついおへやでせんぷうきもつけず、ただただレコードをききました。

とてもあつかったので、いろんなものがゆっくりに見えました。ぼくも汗びっしょりでボーっとしていましたが、ぼくのレコードプレイヤーはずっと歌っていました。

少しだけごはんを食べて、ぼくはまたレコードを夕方までききました。

今日はぜんぶで7まいのレコードをききました。

きいたあと、ぼくはお昼ねをしていました。そこできこえたピピピピピピといった名前もわからない鳥の鳴き声や、夏のにおいを乗せたそよ風がぼくの頭の上を通りすぎていきました。

ぼくは、ロックンロールの続きを感じました。レコードをきいたあとはすべての音が音楽の続きに思えました。

やっぱりロックンロールは夏ににていると思います。夏なのにロックンロールをきくとちょっとだけさむくなる時があります。だけど、その中に夏よりもあついあつさがあります。

今まで、CDとかテレビとかできいたことはありましたが、音がはっきりと手に取れる感じはレコードがはじめてでした。

ぱちぱちする音、曲と曲の間のザーッという音、はりをおとした時のブツっという音、どれもよかったです。1曲目がはじまるまでの少しの時間、ぼくはとても長く感じました。ドキドキしました。そして鳴り出すギターの音がぼくを連れて行ってくれました。

今日はロックンロールのあつい日でした。とても、とっても。