私のように旅行の日程や宿泊場所などを計画的に決められない、かつ貧乏性である怠惰な人間が宿泊先として利用することが多いインターネットカフェ。
1990年代や2000年代初期のインターネット黎明期では今のように一人に一台スマートフォンという時代でもなく、インターネット環境を有していない家庭、人間が多かった。そのため、本来の意味としてこのネカフェが利用されていたのだが、近年ではビジネスホテルなどと比べても安価に宿泊できる、煩雑な手続き不要ですぐ入れるという利点が目立ち、本来の利用目的とは遠く離れた使い方がメインになっている気がしないでもない。
なので、私も旅先などではネカフェを何度か利用している。2000円以内で宿泊できる場所も多く、非常に重宝している。
しかし、鍵付きの完全個室のようなネカフェは基本的に高く、下手すればカプセルホテルより高い場所もザラ。そのため基本的にはブース席一択なのだが、防犯上少し危険な面も多い。そのため、個人的な備忘録として防犯対策を羅列しておく。
・貴重品は肌身離さず持っておくorロッカーに入れる
スマホ、財布、鍵くらいは常にポケットに入れておくか、大概のネカフェに置いてあるロッカーを使用しよう。
・スリッパを使用するand靴は極力使わない
靴の有無で盗みを企てる輩もいる。靴があるというのは一種の抑止力になるため、靴は残しておこう。
・なるべく入店後の外出は控えよう
今のネカフェは伝票をフロントに渡せば外出可の店舗も多い。軽食を買いに行くとかしたくなる気持ちも分かるが、なるべく店内に留まるようにしよう。どうしてもという場合は所持品を全て持って外出するのが望ましい。
今のご時世はYoutubeという無料で永遠に映像をたれ流せる優良コンテンツがある。これを利用し、Webカメラで室内の様子を録画し続けるという防犯対策が取れる。ネカフェの本来の利用目的は何か。インターネットだ。ネット回線の安定性、速度はネカフェが最も得意とするところだ。デスクトップPCに一つでもUSB端子の空きがあり、Webカメラを持っていけば即席防犯カメラの出来上がり。後はYoutubeで非公開状態でライブ配信をしていればよい。席を外す時はモニターを消すか、配信がバレないようにバックグラウンドに配信ページを置いておこう。撮っているところを見られるのは抑止力にもなるが、録画そのものをストップされ、アーカイブも消されてしまうという最悪の状況もあり得るため、証拠保全のためにも上記のような方法をお勧めする。
とまぁこんなところだろうか。個人でできる範囲の防犯対策は。私はネットカフェで窃盗や強姦などの被害に合ったことは一度もない。ただ、被害を被ったからでは遅いため、これからも気を付けてネットカフェライフを楽しみたい。