SONY製のブルーレイレコーダー「BDZ-RX30」のHDDを換装するために必要なことと方法をまとめてみる

SONY製のブルーレイレコーダーのHDD換装は他メーカーのレコーダーと比較しても難易度が高いとされている。単純にHDDを取り換えただけでは動作する訳でもなく、システムデータが予め書き込まれたHDDでないと換装することは出来ないようだ。

「サービスマンモード」(パソコンで言うBIOSみたいなものだろうか)と呼ばれる修理業者などが使用するための裏モードを用いればそこでシステムデータを新しいHDDに書き込めるんじゃねと最初予想していたのだが、そんなにソニーは甘くないらしい。一応備忘録としてサービスマンモードの起動方法を書いておく。

電源ケーブルをコンセントを指して停止+録画停止+マイナスボタンを同時押し」らしい。ネットで拾った情報だから確証はないが。

 

ここまで見ると無理ゲーじゃない?とも思うが、ヤフオクなどで機種名+HDDなどと検索すればシステムファイルが書き込み済みのHDDがわんさか出てくる。ということは必ずしも複製が作れない訳ではないのだ。

5chのHDD換装 情報交換スレを漁ってみたりすると、断片的ではあるがある程度情報を得られた。

・ブルーレイレコーダーに元々搭載されていたHDDのクローン(複製)を作り、サービスマンモードを介せばレコーダー側でも認識されるらしい。ただし、元のブルーレイレコーダーに搭載されていたHDDの容量以上のHDDでクローンを作成しても元の容量を超える空き容量は認識されないらしい。

例を言うと元々500GBのシステムファイル書き込み済みのHDDを使って1TBのHDDでクローンを作ることは出来るが、実際に録画が出来るのは変わらず500GBということ。

うーん。これは求めていた換装ではない。結局容量が増えなければ換装の意味がないのだ。

 

おそらく一番手っ取り早いのはヤフオクでHDDを買うことなんだろうな…とは思う。

当然売ってるHDDよりは2倍近く高いが、手間と上手くいかないリスクを考えると一番楽だろう。

だが、金を出せば何でも手に入るという感じはどうも好きじゃない。自分が貧乏性ということもあるが。

ヤフオクを見ると、

BDZ-RS10/BDZ-RX30/BDZ-RX50/BDZ-RX100/BDZ-RS15/BDZ-RX35/BDZ-RX55/BDZ-RX105/BDZ-EX200

この上記の機種が一括りに対応機種とされている。

つまり、HDDに書き込まれているシステムファイル自体は先に述べた機種同士の互換性もしくは適合性があるということだろうか?

この中の機種ではBDZ-EX200が2TBと一番容量が大きい。逆に2TB以上のHDDがヤフオクで取引されていたのが確認出来ないため、2TBが実質的な最大容量だと思う。

自分で最大容量2TBのクローンHDDを作るにはBDZ-EX200の完動品を手に入れるのが一番いいのかな?

そこからHDDを抜き取ってそのHDDを元にクローンを作成する。多分ヤフオクでHDDを出品している人もそんな感じだと思う。でもシステムファイルが書き込まれたHDDさえあればクローンは作れちゃうか。

あと5chの情報見るとバイナリエディタを使えばわざわざクローン元のHDDを手に入れなくても2TB認識できるHDDを作れるらしいが、詳細は不明。

 

悩みどころですねぇ。320GBって当時はめちゃくちゃ大容量だなぁと思っていたんですが、3TB、4TBが当たり前の時代ですからねぇ・・・そりゃあ少ないなぁと思うわけですわ。ただ今更10年以上前に発売されたレコーダーの容量を増やす必要性もあるのかと言われると微妙なところです。BD-REに移してMAKE-MKVやらDVDFABなんかでファイル化してあげてBD-REを再利用すればいいんですからねぇ…手間はかかりますが。

バイナリエディタで実際に出来るのであれば手持ちのもので済むので費用は掛からないためやってみる価値があるのですが、如何せん成功例が見当たらない。

いつ壊れてもおかしくないしなぁ。折角HDDを交換しても別のパーツが逝ってしまったらそれは意味がなくなっちゃうし。我慢しながら使い続けるしかないかな~